あっけない幕切れ

2005年4月24日(日)、白桃がお星様になりました。




4月に入ってから、白桃は足が動かなくなり、手の力だけで移動したり毛繕いしたりという苦労を背負うことになった。
それがストレスとなったのか、原因は不明だが、お腹のガビガビをむしってしまって出血するという事件も起きた。
この事件は、とりあえず出血も止まり、本人も怪我をする前と同じようにふるまっていたので、
傷の付近をなるべく清潔にしよう・・・というような処置をしながら様子をみていた。
その後、何度か白桃が腹を毛繕いして再出血させるという事件が起きたが、いずれも大した出血量ではなく、
ティッシュにちょこっと血痕が付着する程度におさまっていた。

24日の日曜日は、飼い主が昼頃まで寝ていて、起きて白桃の様子を見ると、また傷から出血していた。
今回は出血量が多く、その時白桃が居たのと別の場所にも大きめの血痕が残っていた。
白桃をひっくり返すと、もう出血は止まってカサブタ状になっていたが、傷が赤黒くなっていて、結構出血したらしき様子だった。
以前はつままれる事を嫌がっていた白桃だったが、足が動かなくなってから、飼い主につままれると毛繕いするようになっていて、
嫌がる様子は見せずに、むしろつままれるのを待っているかのように感じられていたのだが、
この時の白桃は、クツクツクツクツクツクツクツクツ・・・・・・と激しく歯軋りし、怒っているようだった。
軽く腹を拭いてケースに返すと、敷かれていたティッシュを狂ったように齧って、まだ怒っていた。
水分と栄養が摂りやすいかと思って、口元にキャベツを置いてみたら、それをよけるようにしてキャベツの下のティッシュを齧りまくった。
何だかとても怒っているようなので、そのまま安静にしておこう・・・とそっとしておいた。
しばらくすると、まだ怒っているのかガサガサとティッシュを齧る音が響いてきた。
発見から2時間くらいが経った午後3時頃、再び白桃のケースをのぞくと、白桃は既に冷たくかたくなっていた。
怒りっぱなしで様子は変だったが、結構動いていたので、まだまだ大丈夫と思っていたのに、あっけなく逝ってしまった。

その日の夕方、みんくさんにお付き合いいただき、他の皆も眠っている公園に埋葬した。
みんくさんが用意してくださったパンや米で苺やレタス等等と一緒に・・・

白桃はプンバさん家からいただいた里子で、家から里子に行ったブンちゃんの息子であった。
ブンちゃんも健在なうちに、息子の方が先に逝ってしまうとは・・・
白くてプクプクで鈍くて可愛かった・・・・・・
つい1ヶ月前には「白桃の仔ハムを・・・」なんて普通に考えていたのが嘘みたいに、あっけなく星になってしまった。

家にやってきてから、1年と8ヶ月ちょっと・・・可愛がられてくれて、ありがとう・・・