短かった闘病生活

2000年10月6日(金)、きなこがお星様になりました。


ちょっと前に、糖尿病という事が発覚したきなこだが、昨日の夜まではピョンピョン飛び跳ねたりして元気に暮らしていた。
今朝も床をシッコ浸しにして、そこに寝ていた。
掃除するので彼女をどけようとしたら、妙に冷たかった。
お腹がピクピクしていたので生きている事は分かっていたのだが、ちょっと不安になるほどに冷たい。
手に乗せるとグンニャリとしていて、力が入っていない。目も開けない。
しばらく手の中で暖めていたら、目が開いて、手から出ようとした。
その時は元気に戻ったように見えたので、とりあえず会社に行くことにした。
「これから冬になるというのに、不安だなぁ・・・」などと考えていた。
会社から帰ると、彼女はこちらに背を向けて眠っている感じだった。
両耳がピンとたっている。普通は耳がクシャクシャな方が病気なのだが、眠っている時は耳が伏せられている事が多いので、妙な感覚がした。
覗き込んで息を吹きかけてみた。反応なし。
背中に触ったら、固く、冷たかった。

この前の日曜、病院に行った時は、とりあえず状態は良好だったのだが、
「急変することもあるので、気を付けてあげていてください」と言われたのだった。
今朝、確かに様子がおかしかったのに、そのままおいていってしまった。

彼女の病気を知った時、「これからの彼女の長い闘病生活のために頑張らなくては」と思ったのに・・・
たった3週間で終止符がうたれてしまうとは思わなかった。
きなこが生まれてから4ヶ月ちょっと・・・。仔ハムの時に亡くなった子達以外では最短の命となってしまった。
でも、私にとっては、きなこが生まれてきて、そして、自分で飼う事になって良かった。

▲この写真が生きてる彼女の最後の写真に・・・


この左手をとって、抱っこしたくなるけど・・・