時がきて・・・





2002年2月5日(火)、栗が星になりました。
栗の異変に気づいたのは2月2日の土曜日でした。
見た目にもちょっと痩せたな・・・と思ったのですが、体重をはかったら2週間前に比べて8gも体重が減っていました。
それで、その日は鳥餌とかの細かい餌は別にして、餌の数を数えて与えましたが、翌日見ると、数が減っていませんでした。
栗の様子は・・・というと、特に元気がなくなるでもなく、チョコマカと動きまわっていました。
2月3日の日曜に病院に連れて行きましたが、やはり餌を与えても興味がない様子で、強制給餌も嫌がってちょっとしか飲み込みませんでした。
お腹を触った感じでは、特に腫瘍と分かるような感触はなく、胃は空っぽらしかったです。
飼い主の見てない所で点滴と強制給餌をしてもらったのですが、再び診察室に呼ばれると、先生は指から血を流し、「歯には異常ないと思います」と言っていました・・・
強制給餌が相当嫌だったらしく、怒りに任せて固い餌もカリカリ齧ったらしいです。
といったわけで、胃が空っぽなのに食欲がない状態にも関わらず、意外なほどに元気で、原因も不明ということに終わりました。
「歳が歳だから、いろいろ悪くしている可能性はありますが・・・」ということくらいでした。
とりあえず、餌をいろいろ置いてみました。いつもと同じような餌。砕いた餌。おやつ。生野菜。
結果、生野菜はよく食べてくれました。なので、2月4日の月曜日、夜に見たときは、フンもたくさんしていました。
その時は「回復してくれるのかな」と思いましたが、翌5日の朝、様子を見ると、もう冷たくなっていました。
まさか、こんなにあっけなく逝ってしまうとは思いませんでした・・・
元気のないそぶりすら見せることなく・・・

本当は彼の中で何が起こっていたのか・・・それは不明ですが、1歳10ヶ月、それが彼が生まれた時に授かった寿命だったのだと思うことにしました。
時が来て、静かに眠りについたのだと・・・そう思うことにしました。