どさくさにまぎれて・・・

2004年8月8日(日)、三耳がお星様になりました。




この日は朝からあんこが謎の出血をしていたため、引っ越す前にお世話になっていた病院まで行ったりして、あんこあんこと騒いでいた。
病院から帰ってからも、三耳の隣りに住んでいるあんこの様子などうかがったりしていた。
4時過ぎくらいだっただろうか、冷房も入っているというのに三耳が巣の外で横になっていたので、
「三耳ったらまた野良寝して・・・冷えるのに・・・」なんて思ってよく見ると、
口が半開きになっていて、呼吸もいつもより速い感じになっていたのでおかしいと気付いた。
苦しくて唾液を吐いたのか、口元が濡れていて、たまに気持ち悪そうに口をあけて大きく息をした。
手の上に抱き上げると、ちょっと冷えている感じだった。
たまに苦しそうにヒー・・・ヒー・・・(←ほとんど無音)と息をした。
そしてだんだんと力がぬけていって、呼吸が穏やかになっていった。
ハムスターの死には何度か立ち会ったが、たいてい亡くなる間際には命の最後の火を燃やすような動きなり呼吸なりをしたものだったので、
その瞬間がくるまでは亡くならないと思っていたのだが、三耳はだんだん呼吸が弱っていってついにそのまま動かなくなった。
なんとか動かないものかとしばらく見つめていたが駄目だった。
三耳は目を見開いて、口を開けたままだったので、なんとか安らかな顔にしてあげられないかと思ったが、口も目も閉じれなかった。
生前、毛繕いがうまくできずに毛がガビガビになっていたし、苦しんだせいで口元もガビガビだった。
生きている間はあまり乱暴に扱えなかったが、もう濡れティッシュでガシガシ拭いてやった。
少しはキレイにしてやれたかな・・・・・・

ホームページではそれについて公表していなかったが、三耳は右手の付け根に腫瘍のような物ができていた。
最初は皮がたるんだような物だったのだが、それが少しづつふくらむような感じで、ついには梅干みたいになった。
三耳の死にそれが関係あったかどうかは分からないが、それがあまり良い物でなかったことは確かだろう。
それが大きくなってきた頃には、三耳は年をとっていたし、それは三耳の右手と一体化していたので、
手術で取り除こうとは考えなかったが・・・

土曜日に掃除と体重測定をした時は、ヨレヨレだったがいつも通りという感じだったのに、
今日はこんなに苦しんで亡くなってしまうなんて・・・
飼い主が異変に気付いてから三耳が動かなくなってしまうまで、本当に短い時間だった。
あの時気付かなければ、知らぬ間に亡くなっていたということになったろう。
三耳、実は飼い主を呼んでいたのだろうか・・・
温厚で人懐こい三耳のことだから・・・・・・

飼い主は微妙に三耳のことを贔屓していて、三耳のこととなると他の子達より心配した。
いつかこの日が来るだろうと思いながら、この日がきたらどんなに悲しいだろうと思った。
その日をあんこあんこと心配している日にぶつけてくるとは、彼なりの気遣いだったのだろうか・・・
(↑事実は分からないから良い方向に解釈する・・・)

明日はあんこが手術をうける。
その待ち時間に、みんくさんにお付き合いいただいて埋葬してくる予定である。