生まれてから死ぬまで・・・



2002年1月4日(金) 23:30、ピーナッツがお星様になりました。
前日までは普通に暮らしていたのですが・・・
この日は、午後くらいから元気がなくて、ボーーーッとしていました。
触ると妙に体温が低いのに、巣の暖かい所に入れても、外に出てきて、外で寝ようとしました。
餌もあまり食べる気がないらしく、珍しい餌(人間の食べ物)をあげるとやっと齧りました。
体温が下がるなんて、とても悪い事なのだけれど、彼の年齢のこと等も考えて、病院に連れて行くといった行動はとりませんでした。
夜まで、彼は細々と命をつないでいました。
飼い主はピーナッツを両手でつつんで温めていました。
彼の体温は人間の手よりも冷たい状態でした。(飼い主の手は一般的な人より暖かいけど・・・)
ちょっと不規則気味な短い呼吸を続けているのをボーーーッと見ていました。
ずっとずっと見ていました。
彼が一瞬ちょっとジタバタっと動きました。そして、大きく、深い呼吸をしました。
その呼吸が終わらないうちに「あ・・・今亡くなるのだ・・・」そう思いました。
その深い呼吸を最後に、もう呼吸しませんでした。
年末に、先に旅立った妻のくるみを追うように、逝ってしまいました。

彼は家で生まれました。彼の母親がのたうちまわりながら彼らを生んでいたのも知っています。
あの、生まれた瞬間も、そして、旅立っていく瞬間も・・・そばに居られました。
2年7ヶ月と、そして1日・・・旅立っていったハム達の中で、一番長い時間をくれました。
たくさんの楽しい時間をくれました。
家に生まれて、そして家で生きてくれて、とてもとても・・・感謝します。