そして退場

2000年12月14日、AM 9:00頃、シューが空へと帰っていきました。
わずか5日間の付き合いでした。

12月13日 朝: 普通に動き回り、餌も齧っていた。
12月14日 AM 0:00: 忘年会の為、いつもより帰りが遅かった飼い主が、「シューは元気にしてたかな・・・」と思って巣の中を見ると、シューは丸くなって眠っているようだった。
背中に触ったら異様に冷たくて、「死んでいる???」と思った。
しかし、死後硬直までいっていない感じだったので、手の中で暖めていると、シューはやがて動き始めた。
お尻のあたりが軽く汚れていて、お腹も壊しているようだった。
しかも、歩き方が変で、お腹を飼い主の手にペッタリくっ付けて、後ろ足は後ろに投げ出して軽く動かすくらいでノロノロと歩いた。
冬眠しちゃいそうになったのかも・・・と思い、暖房をつけ、狭い箱に巣材と一緒に入れ、高い位置に置いた。
ヒマ種をあげたが、殻がむけないらしく諦めていたので、殻を取ってあげたら2粒くらい食べた。
しばらくは箱の中を動いていたが、やがて丸まってしまった。
12月14日 AM 3:00: シューが死んでしまったように動かないので、再び箱から出してみると、シューの体は全然暖かくなっておらず、全く動かなかった。
ずっと手の中で暖めて、撫でていたら、たまに手足を動かした。
しかし、あまり意識はないような感じだった。
12月14日 AM 3:40: シューが箱の中でゴソゴソ動いて体制を変えていた。
12月14日 AM 7:00: 3時40分頃に動いた時のポーズのままじっとしていた。
近くに普通っぽいフン3粒と、おシッコの小さな跡があった。
箱から出すとやはり冷たく、でもたまに足がピクっと動いた。
しかし、3:00に見た時以上に状態が悪いようで、呼吸や脈でお腹が動く様子さえ、かすかなものになっていた。
12月14日 AM 8:40: 動物病院が9時からなので、連れて行こうと思ったが、病院に着くまでがあまりに寒いと思うので、コンビニにカイロを買いにでかけた。
出かける前にシューの様子を見ると、意識は無い様子だが、お腹がかすかに上下していた。
12月14日 AM 9:00: コンビニから帰り、病院へ行く用意をしようと思って、シューを箱から出して手に乗せると、もう生きていない感触がした。
お腹も完全に固くなって、もうどうにもならないという絶望感を漂わせていた。


まだ出会ってから1週間も経っていなかったのに、こんな風にお別れしなければならないとは・・・。
これから大きくなるのが、楽しみだったのに・・・。これから仲良くなれるはずだったのに・・・。
まだほんの赤ちゃんで、小さくって頼りなかった。だからこそ弱かったのだろうと思う。
暖かい環境が整っていなかったからか、それとも何か良くない物を食べさせたのか・・・
それとも、家かペットショップで何かに感染したりしていたのかもしれない。(抵抗力弱そうだし)
もしかして、ハム子に飼われる事が苦痛だった?

それにしても、飼い主が出掛けた20分の間に逝ってしまうなんて、まさかとは思うけど、意識的にそうしたのだろうか・・・
それはどういう意味なのだろうか・・・


可愛かった。短い間だったけど、ありがとう。